Switch

INTERVIEW

鈴木雄平へのインタビュー

自分を成長させてくれた、忘れられない“修羅場”案件

それは、社会人になって初めて担当した相続問題の案件でした。一見、簡単な相続の手続きのみで完了しそうだったタイミングで突然、依頼者の愛人が5人も名乗りをあげてきたのです。経験を積んだ今振り返れば、税理士の仕事をしていればよく聞く事柄なのですが、当時は上司が案件の途中で退職してしまったこともあり、ひどく戸惑ってしまって。それからは、愛人と正妻のお話を交互に聞きに向かう日々。愛人のうちの1人の方が「本妻が財産を隠している!」とおっしゃり出したときは、もういっぱいいっぱいになった記憶があります。しかし、相続を通した初めての愛憎劇を目にし、その実務を詰めた経験は、当時新人だった私の精神を厳しく鍛えてくれました。現在の私は仕事でもプライベートでも、相手が話しやすい雰囲気を作ることを心掛けているのですが、思い出のこの案件は、今の私を作り上げてくれた忘れられない修羅場でした。

得意なものはお酒です

学生の頃、長らく和食店「木曽路」でアルバイトをしていたこともあって、人と酒席を共にすることが好きです。前職の某税理士法人に所属していたときは、部署の方々もお酒が大好きで、同業関係者やお客様とももよく飲んでいました。ただ、最近はやや体重が気になってきていて、愛飲していたビールと日本酒からハイボールに移行したのです。しかし先日、前職の上司や同業の方々と一緒に飲む機会があり、そのとき、これまで控えていた日本酒をたくさん飲まされまして……。気がつけば、電柱にしがみついて「もう帰りたい!」と主張していたらしく(笑)。だんだんと年相応の飲み方ができるようになってきたと思っていたのに、まだまだ現役バリバリの先輩たちの力強い飲み方には、目が覚める思いでした。もちろん、お客様に誘って頂いたときには、先に帰るなんてことは今でも絶対に致しません。ぜひ、お誘いくだされば幸いです。

10年後のビジョン。経営者として、ひとりの男として

switch税理士法人を設立して丸3年。これまで駆け抜けて仕事をしてきたという思いがあります。前職では比較的規模の大きな会社の案件を専門にしていて、それが自分の強みだと思っていました。そしてswitchを立ち上げてから今日まで、個人のお客様を大切にしながら、法人のお客様の案件も受注できるように努力し、ようやく、自分の強みも発揮できるような規模にswitchを成長させることができたと思います。また、最近は自分がすでに40代になっている10年後の2030年のことを想像し、オリンピックを終えた日本を盛り上げるには、地方を活性化させなくてはならないと考えていて。妻の実家が東北なのもあり、もしかすれば東北に移住して、スカイプで打ち合わせをしながら業務をこなす、という仕事の仕方に転換しているかもしれません。しかし今後も、お客様の夢や生活を支えるために働くことには変わりはありません。東京に限らず、地方でも活力を生む企業を手助けできるような、太い幹のような税理士になっていく所存です。
文 : KAZUMA
 
鈴木雄平
YUHEI SUZUKI
血液型:A型
誕生日:1988年6月29日
出身地:埼玉県戸田市
バイブル:漫画「ジョジョの奇妙な冒険」
モットー:一期一会
一番落ち着く場所:自宅